春夏秋冬、旬の食材と身体の関係
日本は四季がはっきりしていて、およそ3ヶ月毎に季節が移り、それぞれ季節にともなって変化する食材を「旬」と称し、夏はからだを冷やし、冬はからだを温める食材が出回ります。
また、季節ごとに環境が変化するように、人間のからだも四季とともにさまざまな変化を起こします。季節の変わり目に倒れる人が多く見られることからも、季節の変化が、体にも影響していることがわかります。
「旬のものを食べると長生きする」といわれているように、これには二つの意味があります。
ひとつは、旬の野菜はそれだけで生命力に溢れた食材であるということ。芽吹き(スプラウト)の栄養素を取り入れることができます。
ふたつめは、旬の食材は味がよいことにくわえ、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の含有量が多い。たとえばホウレンソウひとつをとってみても、旬の露地物と、季節に関係なくハウス栽培されたものでは、ビタミン群の含有量をはじめ、栄養や味も全く異なります。
「四季」に応じた食材を使って食事をすることが「食養生」の原点といえます。
江戸時代、福岡藩の儒学者 貝原益軒によって書かれた『養生訓(ようじょうくん)』は、健康を保つ生活についての解説書です。この中で、貝原益軒は、季節ごとの気温や湿度などの変化に合わせた体調管理をすることによってはじめて、「健康な身体での長寿が得られるもの」と述べています。
これらは、すべて益軒の実体験で、彼の妻もそのまま実践し、晩年も夫婦で旅に出かけるなど、仲睦まじく長生きしたといいます。貝原益軒の説く養生訓は、現代の生活習慣病の一次予防(※1)に繋がるものと言われています。
それぞれの季節で、からだにおこる変化を知り、季節にあった食材をとり、養生することが、健康の基本です。
※1 一次予防とは、生活習慣および食習慣の改善、生活環境の改善、健康教育による健康増進を図り、疾病を予防して健康寿命の延伸を図ること。
参照:ja.wikipedia.org/wiki/
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